住宅ローン 23 基礎の基礎(6)
2008年 02月 24日
過剰な利用は禁物!繰上返済の落とし穴
繰上返済について。もう一度よく考えてみましょう。当然のことかもしれないですが、繰上返済とは手持ちの現金を使います。言い換えれば、手元から利用できる現金がなくなり、急な出費などが発生した場合にはその現金は既に繰上返済に使ってしまった!という状況も起こりうるということです。一般的な住宅ローンでは、一度繰上返済してしまうと、その繰上返済資金はあなたのものではなくなってしまいます。
住宅ローンの返済は通常の返済であろうと、繰上返済であろうと貯金とのバランスがもっとも重要です。「ご利用は計画的に」というのは、繰上返済の利用にも当てはまります。
ローン貧乏地獄にはまる方も!「期間短縮型」
日本人は借金が嫌い!住宅ローンも借金と考えている方は、「期間短縮型」のローン貧乏地獄にはまってしまうケースが多く見られます。特に、何事もしっかりしている女性に多く見られます。
前頁でも解説したように、「期間短縮型」の利息軽減効果は高いです。今の時代、銀行口座に置いておくことがバカバカしくなるほどです。確かに毎月の預金通帳に記載される預金利息と、住宅ローンの支払利息を比べて腹を立てるのも理解できますが、ここは冷静になりましょう。
ローン貧乏地獄とは、「期間短縮型」の支払利息軽減効果と期間短縮効果に魅了され、貯金とのバランスがとれずに急な出費に対応できなくなる状況を指します。
また、「期間短縮型」は残り期間が短縮されますので、有利な条件への借換えにも影響することを覚えておきましょう。繰上返済は「生活資金」ではなく「余剰資金」で行うように注意が必要です。
矛盾だらけの「返済額軽減型」
「返済額軽減型」の使い方を間違えると、折角貯めた繰上返済資金をドブにすてるようなことになりかねません。なぜ今「余剰資金」があるのに、毎月の返済額を下げなければいけないのか?1ページ目で紹介した例に置き換えれば、なぜ今100万円の繰上返済をする余裕があるのに、毎月5,000円程度のメリットを得なければいけないのか?
この「返済額軽減型」は必要のない方には全く必要なく、長期的な目的のない方は利用しない方が身のためでしょう。住宅ローンの返済という長期戦に備えるために計画的に使っていくのが「返済額軽減型」です。なので、このタイプの繰上返済を使いこなせる方は、よい意味で家計のプロでしょう。本当に使うべきかどうかはファイナンシャル・プランナーなどに相談したほうがよいでしょう。
繰上返済の利用方法を十分理解して、初めて余剰資金を賢く使うことができます。住宅ローンとは長いお付き合いになるため、くれぐれも繰上返済のご利用は計画的に。
-All Aboutの記事より抜粋ー
繰上返済について。もう一度よく考えてみましょう。当然のことかもしれないですが、繰上返済とは手持ちの現金を使います。言い換えれば、手元から利用できる現金がなくなり、急な出費などが発生した場合にはその現金は既に繰上返済に使ってしまった!という状況も起こりうるということです。一般的な住宅ローンでは、一度繰上返済してしまうと、その繰上返済資金はあなたのものではなくなってしまいます。
住宅ローンの返済は通常の返済であろうと、繰上返済であろうと貯金とのバランスがもっとも重要です。「ご利用は計画的に」というのは、繰上返済の利用にも当てはまります。
ローン貧乏地獄にはまる方も!「期間短縮型」
日本人は借金が嫌い!住宅ローンも借金と考えている方は、「期間短縮型」のローン貧乏地獄にはまってしまうケースが多く見られます。特に、何事もしっかりしている女性に多く見られます。
前頁でも解説したように、「期間短縮型」の利息軽減効果は高いです。今の時代、銀行口座に置いておくことがバカバカしくなるほどです。確かに毎月の預金通帳に記載される預金利息と、住宅ローンの支払利息を比べて腹を立てるのも理解できますが、ここは冷静になりましょう。
ローン貧乏地獄とは、「期間短縮型」の支払利息軽減効果と期間短縮効果に魅了され、貯金とのバランスがとれずに急な出費に対応できなくなる状況を指します。
また、「期間短縮型」は残り期間が短縮されますので、有利な条件への借換えにも影響することを覚えておきましょう。繰上返済は「生活資金」ではなく「余剰資金」で行うように注意が必要です。
矛盾だらけの「返済額軽減型」
「返済額軽減型」の使い方を間違えると、折角貯めた繰上返済資金をドブにすてるようなことになりかねません。なぜ今「余剰資金」があるのに、毎月の返済額を下げなければいけないのか?1ページ目で紹介した例に置き換えれば、なぜ今100万円の繰上返済をする余裕があるのに、毎月5,000円程度のメリットを得なければいけないのか?
この「返済額軽減型」は必要のない方には全く必要なく、長期的な目的のない方は利用しない方が身のためでしょう。住宅ローンの返済という長期戦に備えるために計画的に使っていくのが「返済額軽減型」です。なので、このタイプの繰上返済を使いこなせる方は、よい意味で家計のプロでしょう。本当に使うべきかどうかはファイナンシャル・プランナーなどに相談したほうがよいでしょう。
繰上返済の利用方法を十分理解して、初めて余剰資金を賢く使うことができます。住宅ローンとは長いお付き合いになるため、くれぐれも繰上返済のご利用は計画的に。
-All Aboutの記事より抜粋ー
by tsujino777
| 2008-02-24 17:14
| 住宅ローン